「東日本大震災」に寄せて

あの日から、もうすぐ一ヶ月が経とうとしている。
あの日を境に、日本中が少しずつ、でも確実に変わっている。
その変化は、いずれ日本だけでなく、世界中へもゆっくりと広がってゆくことでしょう。僕は多くのことを想い、考えました。それはここで友にクラスファミリー一同共通です。

そんななか、最新の「ファミリー通信」に、この震災に寄せたメッセージが掲載されました。今のファミリーが、この震災をどのように捉えているか端的に表れていると思いますので、是非ここに転載させていただきたいと思います。

・・・・・・以下転載・・・・・・・・

 未曾有の災害となった東日本大震災。ファミリーでは大きな被害はありませんでしたが、その日以来、この大きな現象が私たちに何を語りかけているのか、様々な話し合いがなされています。そんな中で、ファミリーの「畑隊」を率いてきたこうちゃんに思うことを語ってもらいました。

 「何か大きな出来事があった時にみんな慌てるんだけど、実は日常の生活の中に、すでにそうなる原因を作ってるんだよね。
阪神大震災のときもそうだったけれど、こういうことがあると、人は自然の力や命の尊さ、助け合うことの大切さに気付く。ボランティアをしたりね。けれど、ふだんの日常でもそれをやってきたかというと、大方はそうではないと思うんだ。今の社会は、個人の幸せをかなえていくということの延長にあるでしょ。みんながエゴを主張してる。そこで電力の消費もあって、原子力発電にもつながっていった。
 だけど本来、僕たちは自然の一部なんだよね。地球をひとつの命と見たら、この世界は全て自分自身と同じ。だとしたら、自分を愛するように
人を愛することができるはず。そういうことの延長に、世の中が出来たらいいなと思う。
 今回のことをただの悲劇と捉えるのではなく、大きな学びとして次に生かしていく。生かすということは、失われた命が我々の中で生きていく
ということ。今、僕らは、真剣に次の世の中作りをしていくための、大きなメッセージを受け取っているんだと思う。
 本当に大事なことは、みんなが助け合って心を通わせていくこと。特別なときだけじゃなくて、みんなが日常をその精神で生きていくこと。聖徳太子が『和わを以もって貴とうとしと為なす』と言ったでしょ。日本には、そういう精神がもともとあるんだよね。だからこそ、この出来事をいただいて、これからの世の中に、今までの世界の文明の流れとは違ったものを、先駆けとなって示していく。本当に調和的な世界を築く、そのきっかけにしていくってことだよね。

 何かが起こることで、人はそれまで足りなかったものに気付く。災害も、それを通して相手を思う心を育てていくよね。でも、阪神大震災の時に学んだことはだんだん薄れちゃったのかもしれないね。これを何度繰り返したら、人間は本当に学んだことを心に刻むことができるのな。
 僕には不安や恐怖はないけど、これだけ多くの人が亡くなったことの重みは感じてる。でも、大切なのは、不安や恐怖をあおるのではなくて、地震からもらったメッセージをしっかり受け止めておくということだよね。と同時に、それを日々実践することの尊さ、大事さを、改めて思ってる。僕らの生き方は、まさにそういうものだよね」

 ファミリーでは、メンバー一人ひとりが自分を優先させるのではなく、人のことを思って生きていくことを、日々語り合いながら学んでいます。
 「でもね、みんながこの暮らしをすればいいのかっていうと、そういうことではないと思うんだ。大きな視点で見れば、地球は丸ごとひとつの共同体。みんながそういう精神で生きていけばいいと思う。だって、節電しようとか自然エネルギー開発しようとか思った時に、みんながそれぞれ違う個性を持っているからこそいろんな可能性が生まれるわけでしょ。だから、ひとりひとりが与えられた環境の中で、しっかり世界のことを思って、調和的な世界を作っていけばいい。自分は自然の一部であって、誰の幸せも自分の幸せだという意識を持って、それぞれが個性を活かしあう。皆が調和の中にあれば、それでいいよね。
 僕らがやっているのは、ものすごく地道なこと。僕なら、ここに来た人たちにプレゼンテーションで大事なことをただただ伝える。目の前にあることを精一杯やっていくだけなんだ。

 マザー・テレサがしていたように、本当に相手を思って人に接していく中で、安心というか、愛というか、そういうものが伝わっていく。僕らの生き方は、そういうことだと思う。レベルは全然違うけれど、マザーと同じ意識、志でやっていると思っているよ。人はこうしてつながり合いながら共に生きていくことができるんだよ、ということを示して、未来につなげていく役割が、僕らにはあると思うんだ。
 どこまで人を自分のように愛せるか。この出来事を通して、日本人の心にも火がついていくのかな」

・・・以上・・・・・

少しは僕達がこの出来事をどのように捉えているか感じていただけたのではないかと思います。

ありがとうございました。

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木の花ファミリーです。
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